トレードチャートの画面
メンタル

ロットを落としたら、やっとトレードが安定した話

by atto

ハイレバで何度も飛ばした口座。ロットを落とす決断をしてから、トレードが変わった。資金管理の話。

ハイレバは気持ちいい。

少ない証拠金で大きなロットを張って、思った方向に動けば一瞬で数万円。これを味わうと、もう普通のロットには戻れない。

少なくとも、当時の自分はそう思ってた。

口座を飛ばす日常

海外FXを使っていた。レバレッジ1000倍。ゼロカットがあるから追証はない。その安心感が、逆に歯止めを外してた。

5万円入金して、最大ロットで張る。勝てば3万、4万と増える。負ければ一発で飛ぶ。飛んだらまた5万入金する。

その繰り返しを、何回やっただろう。10回以上は確実にやった。

勝ったときの快感がすごいから、負けても「次は取り返せる」と思ってしまう。でも、冷静に計算すると、トータルでは完全にマイナスだった。入金した額を全部足したら、目を背けたくなる数字になってた。

気づくまでに時間がかかった

おかしいと思っていた。勝率は悪くないはずなのに、口座残高は増えない。むしろ減っていく。

原因は単純で、1回の負けが大きすぎた。

勝率が6割あっても、勝ちで2万取って負けで5万飛ばしたら意味がない。ハイレバだと、負けたときの金額がエントリー時に張った額のほぼ全部になる。それが問題だった。

でも、当時はそこに向き合えなかった。ロットを落とすことは「守りに入る」ことだと思ってた。攻めなきゃ勝てない、ロットを下げたら稼げない。そんな思い込みがあった。

ロットを落とした日

きっかけは、立て続けに3回口座を飛ばした月だった。

3回目を飛ばしたとき、悔しいとかじゃなくて、疲れた。もう嫌だ、と思った。

次に入金するとき、ロットを今までの5分の1にした。具体的に言うと、5万円の口座で0.5ロット張ってたのを0.1ロットにした。

最初は物足りなかった。利益が出ても数百円、千円単位。「こんなの意味ない」と何度も思った。ハイレバに戻したくなった。

でも、1週間、2週間と続けていくうちに、気づいたことがある。

負けても口座が残る

当たり前のことだけど、これが大きかった。

ロットが小さいから、損切りしても口座に与えるダメージが小さい。1回の負けで500円、1000円。5万の口座なら、10回連続で負けても生き残れる。

生き残れるということは、次のチャンスがあるということ。

ハイレバだと、2連敗で口座がなくなる。チャンスは2回しかない。でもロットを落とせば、チャンスが何十回もある。打席に立ち続けられる。

これは頭ではわかってたことだけど、実際に体験して初めて腑に落ちた。

メンタルが変わった

ロットを落としてから、エントリーの精度が上がった。

ハイレバのときは、1回1回のトレードが「勝負」だった。負けたら口座が終わるから、エントリーした瞬間から心拍数が上がる。含み損が出ると焦る。含み益が出ると「今のうちに利確しなきゃ」と思う。

全部、ロットが大きいせいだった。

ロットを落としたら、チャートを冷静に見れるようになった。含み損が出ても「ストップまでまだ余裕がある」と待てる。含み益が出ても「まだ伸びそうだからもう少し持とう」と判断できる。

判断の質が上がった理由は、自分の実力が上がったからじゃない。1回のトレードで失う金額が小さくなったから、精神的な余裕ができただけ。

でも、それだけで全然違う。

「稼げない」問題

ロットを落とすと、当然1回の利益は小さくなる。これが最大のハードルだと思う。

正直、最初の数ヶ月は「こんなの稼いでるうちに入らない」と何度も思った。月に数千円の利益。バイトした方がマシだと。

でも、ハイレバで月に何万も稼いでた月は、翌月に口座を飛ばしてた。年間で見たらマイナス。小さくても毎月プラスの方が、結局は多く残る。

それに、ロットは少しずつ上げていけばいい。口座が増えれば、同じリスク率でもロットは大きくなる。焦る必要はなかった。

今のルール

今は、1回の損切りで口座資金の2%以内になるようにロットを計算している。

損切り幅が30pipsなら、その30pipsで口座の2%になるロット数を逆算する。毎回計算するのは面倒だけど、これを守るだけでトレードが安定する。

感覚でロットを決めていた頃とは別のゲームになった。

派手さはない。でも、口座を飛ばすこともない。トレードを続けていられる。それだけで、過去の自分と比べたら大きな進歩だと思ってる。

タグ

#ロット管理#ハイレバ#資金管理#FXロット数

関連記事