損切りができるようになるまでにやったこと
損切りが大事なのは知ってた。でもできなかった。5年かけて、やっとできるようになった。やったことを全部書く。
「損切りしろ」
これ、トレードを始めた初日から言われた。
本でもYouTubeでもTwitterでも、どこでも書いてある。 損切りは大事。わかってる。
でも、できなかった。
3年くらい、まともに損切りできなかった。
損切りできない時の頭の中
含み損が-5pipsくらいの時は、まだ冷静でいられる。
-10pipsになると「ちょっと待てば戻るかも」と思い始める。
-20pipsで「ここで切ったらもったいない」に変わる。
-50pipsで「もう切れない。戻ってくれ」になる。
最終的に-200pips、-300pipsになって、強制ロスカットかゼロカット。
毎回、このパターン。
-5pipsの時に切れば、-5pipsで済んだ。 でも、それができない。
「もう少し待てば」は来ない
経験上、「もう少し待てば戻る」は来ない。
正確に言うと、たまに戻る。 10回に2〜3回は、待ってたら建値に戻ることもある。
でも、残りの7〜8回で大損する。
トータルで見たら、「待つ」は最悪の選択肢だった。
助かった記憶だけが強く残って、大損した記憶は薄れる。 これが厄介。
最初にやったこと:金額で考える
転機は、pipsで考えるのをやめたこと。
-20pipsとか-50pipsとか、数字だと実感がない。 でも、「-2万円」と聞くと、急にリアルになる。
自分の口座で、1ロットで20pips逆行したら、いくら?
それを計算して、「この金額なら耐えられる」というラインを見つけた。
私の場合、1回のトレードで失ってもいい金額は口座の2%。
10万円の口座なら、2,000円。 それを超えたら切る。
pipsじゃなくて金額で考えるようになってから、損切りに対する感覚が変わった。
次にやったこと:エントリーと同時に逆指値
損切りが大事だとわかっても、成行で切ろうとすると迷う。
「あと5pipsだけ待とう」 「ここまで来たら切るから」
この「あと少し」が止まらない。
だから、エントリーと同時に逆指値を入れるルールにした。
注文を出す→すぐに逆指値を入れる。
この2つをセットにした。 逆指値を入れてないポジションは持たない。
最初は「逆指値に当たった後に反転する」こともあって、悔しかった。 でも、それは「損切り幅の問題」であって、「損切りしたことの問題」ではない。
逆指値を入れる習慣がつくまで、2ヶ月くらいかかった。
さらにやったこと:損切り記録をつける
損切りした後って、気分が悪い。
「やっぱり待てばよかった」 「切らなければ助かったのに」
こういう後悔が湧いてくる。
だから、損切り記録をつけるようにした。
記録する内容はシンプル。
- 日時
- 通貨ペア
- エントリー根拠
- 損切り位置
- その後のチャート(4時間後にスクショ)
ポイントは「その後のチャート」。
損切りした後、4時間後にチャートを見る。 すると、大半のケースで「切ってよかった」と思える。
逆に、「切らなくても助かった」ケースもある。 でも、それは少数。
数ヶ月分の記録が溜まると、データとして見える。 「損切りは正しい判断だった」と、感覚じゃなくてデータで理解できる。
損切りは「負け」じゃない
一番大きかったのは、考え方を変えたこと。
損切り=負けだと思ってた。
でも、違う。
損切りは「これ以上負けない」ための操作。 負けを小さく確定させる、ただそれだけ。
勝率60%の手法でも、40%は負ける。 負ける時に小さく負けるから、トータルで残る。
損切りできないと、その40%の負けが致命傷になる。
「損切りした=正しい判断をした」
こう思えるようになるまで、5年かかった。
今の損切りルール
今の私の損切りルールは単純。
- 口座の2%を超える損失は出さない
- エントリーと同時に逆指値を入れる
- 逆指値を動かさない
- 損切りされたら、次のセットアップまで待つ
特に「逆指値を動かさない」が大事。
含み損が膨らむと、「もうちょっと下に動かそう」と思ってしまう。 それをやった瞬間、損切りルールは崩壊する。
入れたら、触らない。 それだけ。
損切りできるようになって変わったこと
口座が飛ばなくなった。
これが一番大きい。
月間でマイナスになることはある。 でも、致命的な負けがなくなった。
1回の負けが-2,000円なら、50回負けても-10万円。 50連敗なんてまずない。
小さく負けて、大きく勝つ。 言葉にすると簡単だけど、損切りができないとこれが成立しない。
損切りは技術じゃない。 習慣。
身につくまで時間はかかる。 でも、身につけば口座は飛ばなくなる。
私がそうだった。